令和4年(その52)~平成20年度までの疑義解釈資料を項目ごとに。

ご利用上の注意

ご利用上の注意

当サイトではQ&A記事の最後に以下の文言を挿入しています。

注意

記載どおりの審査が行われることを、必ずしも保証するわけではございません。

記載の情報は個々の判断でご活用ください。当サイトは一切の責任を負いかねます。

詳しくはご利用上の注意

無責任に聞こえる言葉ですが診療報酬請求の特性上、致し方のない面があります。

ここで丁寧に理由を説明させていただければと思います。

目次

理由1.診療報酬改定がある

2年に一度の診療報酬改定で、内容や解釈が変わる場合があります。

過去、発出された当時は当然正しかったものですが、その後の診療報酬改定で解釈や内容が変わる可能性は常にあるのです。

把握できるものは注釈をつけつつ紹介し、必要があれば取り消し線などで修飾したいと考えています。

ですが、全部対応しようとしても量が量だけにキリがありません。

後でまとめようと思っていますが、基本的に「告示」→「通知」→「疑義解釈」の順番に確認すればミスは防げるので、そこまで対応する意味は薄いでしょう。

理由2.疑義解釈が発出される

上記の理由とほぼ同様です。

随時、疑義解釈資料が厚労省から発出されることがあるので、そちらによって解釈が変わる可能性があります。

具体的に疑義解釈の訂正がなされた場合は、捕捉次第反映させていきたいと思っていますので、こちらに関しては概ね対応は可能かと思います。

ですが、物理上のこともありますので「常に最新の情報」が担保できている、と断言することができません。

理由3.地方によって取扱いが違うこともありうる

原則は全国統一されたものであるはずですが、地方の厚生局、さらに言えば国保や支払基金の支部で見解が違うことが一切無いとは言い切れません。

同じ文章を読んでも違う理解に到達することが起こりうるのが、診療報酬請求の解釈です。

では、確実なものだけ掲載すれば?

「現時点で確実なものだけ掲載し、信頼性を維持する」という方法も考えられますが、「これまでとは変わってしまった解釈」をまるごと削除することで、「どの時点で変わったか?」などの”経緯”を知る術がなくなります。

※実際に業務についておられる方は実感していただける方もいらっしゃると思いますが、診療報酬点数の解釈は目の前の点数本だけでは日本語上解釈できず、盛り込まれたり削除されたりした”経緯”を理解してはじめて解釈可能な場合もあります。

診療報酬請求のQ&Aサイトに掲示板が多い理由は?

これは憶測ですが、上記のような理由(責任を回避せざるを得ない理由)があるので、他の点数解釈のサイトもよく掲示板方式を採用するのだと思います。

利用者同士のやりとりであれば、最終的な責任を問われはしないでしょう。

これは私のような個人だけではなく組織であったとしても、診療報酬請求の解釈について絶対確実な対応をとるのが難しいことの証左ではないでしょうか。

(それほど診療報酬請求は奥が深い、というかゆらぎがあるというか…)

確実性を犠牲にしても、すべての疑義解釈を掲載する理由

これまでの告示、通知全般に渡ってもそうですが経緯が大事な面もあります。

「今現在は誤っている」リスクは常にありますが、それは基本的に「告示」→「通知」を見たあとであれば防げることがほとんど。

それでもこれまでの疑義解釈をまずはそのまま掲載していくことはそのリスクを補ってあまりあるメリットがあると考えています。

このサイトは「答えを教えるサイト」ではなく「診療報酬点数の解釈を手助けとなるサイト」を目指しています。

「魚を与える」のではなく「魚群を集める」サイトでありたい。

診療報酬算定の答えは教えられません。

診療報酬算定の答えの出し方も教えられません。(努力はします)

しかし、診療報酬算定の答えを導くための素材をしっかりと集めたい。間違いなく記載したい。

そうすることで、初心者からベテランまで有用に使えるサイトでありたい。

そう考えています。

話が長くなりましたが、以上の理由からどうしても皆様に一言お断りを入れる必要があります。

冷たく突き放す印象を与えてしまうかもしれませんが、どうぞご了承ください。

そして、そういった理由をご理解いただいた上で、より有用に当サイトを利用していただければなによりの幸いです。

いたらぬ点も多分にあるかとは思いますが、何卒よろしくお願い致します。

なんらかの手落ちや、現在は解釈が変わっていることなどございましたら、(根拠条文を明示の上)お知らせいただければ大変ありがたいと考えています。

このフォームをお使いください。

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それでは、今後ともイカQ-医科診療報酬Q&Aまとめを、どうぞよろしくお願いいたします。

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