「医科診療報酬Q&Aまとめ」の管理人です。イカQ管理人と呼んでください。
ちなみに、下のキャラは当サイトの案内人の青イカと白イカです。
見かけたら仲良くしてください。
青イカ
白イカ
さて。
このサイトは未経験の医療事務員だった頃に感じていた、「こんなサイトがあったらいいのに!」という切なる思いを形にするべく制作しています。
目標は、「医療事務経験1ヶ月でも(医院開業1ヶ月目の医師でも)、診療報酬請求の疑問への解決が導き出せる」サイトになること。
- 疑義解釈データベースの構築
- 「調べるためのマニュアル」の整備
- 必要なリンク集
- 必須の参考書籍
などを明示することで達成可能だと考えています。
(「目指します」詐欺のつもりはありません!)
以下、管理人と当サイトの簡単な自己紹介を。
目次
はじめての医療事務
その昔。
私、イカQ管理人はとある診療所で医療事務をやることになりました。
ところが、医療事務はまったくの未経験。初心者もいいところ。
採用・配属後に事務長から言われた言葉は「診療報酬点数のことは教えてる余裕無いから、ひとりで家で勉強して。」
・・・。
あの辞書かと見紛うような診療報酬点数表は、自宅学習くらいですぐに身につくものなのでしょうか?
やや不安を覚えつつも、評判の良さそうなテキストを探して購入。
自宅で勉強をはじめましたが、これがもう何を言っているのかさっぱりわからない!
案の定、鉄火場の現場で使いものにならず、叱られっぱなしの毎日…。
「カルテ読んで病名つけて」と言われても病名なんて知らないし、医師の字は汚すぎて読めないし、そもそも病名って素人の私がつけてもいいのかな…?(不安)
医療事務が勝手に病名を付けてはいけません。
あの頃ことは今でも忘れられません。
医療事務・初心者に同じ思いをして欲しくない
今ではなんとか理解できる面も多くなりましたが、当時は本当に辛かったです。
あんな思いは他の誰にもして欲しくないって心底思っています。
当時の自分を救うつもりで。
そして同じ境遇で頑張っている医療事務員の助けになればと思ってこのサイトを立ち上げました。
診療所・クリニックって場合によってはノウハウの蓄積がほとんどなかったりすることもザラ。
マニュアルが無かったり、メンバーが少なかったり、入れ替わりが激しかったりすると孤軍奮闘するしかなくなります。
「ひとりで解決できるようになる」
「解決できない時の道を示せるようになる」
「根拠を持って算定できるようになる」
そのお手伝いが出来たら嬉しいです。
ベテラン医療事務員にもおすすめ
決して、素人・初心者専用のサイトというわけではありません。
疑義解釈のまとまったデータベースは、ベテランの医療事務の方にも必ずお役に立てるものになるでしょう。
まずは点数本を読む。
読んだ後ハッキリしないことに対して、なんらかの通知が示されていないかを調べる。
その際にご活用ください。
検索窓で検索することで短時間のうちに概ねつかむことができると思いますし、年度ごとにバラバラに配置するのではなく、点数の種類ごとに分類しているので、経過を見ていくことも可能です。
また自分の探す問いの答えが出てこなかったとしても「疑義解釈では示されていない」という事実の把握が可能となります。
これも算定のための、立派な根拠のひとつとなりえます。
開業医の先生にもおすすめ
医院を開業したばかりの先生方にもお役に立てるサイトになれると思っています。
病院勤務で診療報酬点数に明るいつもりでいても、「診療所の診療報酬請求」とは微妙に違うもの。
また医師としてばかりでなく、経営者としての業務も加わり仕事は煩雑を極めるでしょう。
そこに加えて2年に1度の診療報酬改定。確実にその変化を追えているでしょうか?
「うちの事務はちゃんと資格をとっているから大丈夫」
現場では資格の有無はほとんど関係ありません。
「ベテラン医療事務を雇ったから大丈夫」
ベテランほど細かい部分が「思い込み」による先入観で正されていないこともあります。
どうしても職場ではベテランの発言権が増しますので、誰も疑問を挟まず勘違いした点数を算定し続けることも。
しかし、個別指導に当たった際などに「責任者」として矢面に立つのは医師なのです。
「うちは医療事務に任せているから」では通用しません。
(個別指導の場では、間違ってもこのセリフは言わないでくださいね…)
やはり先生自身が普段から学習し、診療行為の中にも反映させていく必要があります。
少しでも、その際にお役に立てればと思います。
「疑義解釈」の他と一線を画す重要性
「疑義解釈」とは厚労省の公式のQ&Aです。
民間書籍にもいろんなQ&Aが出ていますが、厚労省が出しているものではありません。
非常に参考にもなりますし、私自身、書籍を使って勉強していますが診療報酬請求の「根拠」とはなりえません。
支払基金や国保連合会に誤った審査を受けたときも「◯◯社の◯◯という本に書いていある」では相手にしてもらえないでしょう(実は”例外”もありますが、それはすごく特殊なケース)。
まして「ネットでみた」なんて言っても門前払いです。
しかし、「◯年◯月の厚労省の疑義解釈で示されている」と言われれば相手方も無視できません。
いくつかの団体では厚労省に確認した上でQ&Aを発出していますが、実はこの内容すら誤っていることがありえます。(改正されて、あとから誤ったことになるものとは別に)
つまり厚労省が責任を持って発言しているのは「疑義解釈」だけなのです。
それほど重要な意味を持つのが「疑義解釈」という事務連絡ですので、点数本で理解に及ばない内容を調べる際は、まず一番最初に当サイトで該当するQ&Aがないかを確認してください。
その他の民間書籍や民間Q&Aを当たっていくのはそれからです。
編集方針
現役の医療事務ではありませんので、医療機関の現場の細かい現状などは記事にしません。できません。
しかし、厚生労働省や支払基金・国保連合会をはじめとしてチェックすべきサイト・書籍は目を通し、医療行政の行方は追い続けています。
特に厚労省の公式の診療報酬点数の請求Q&Aである『疑義解釈』は当サイトのメインコンテンツとして、発出次第可能な限り素早くアップするように心がけていきたいと思います。
イカQ(当サイト)の紹介・まとめ
このサイトは医療事務員の日常や現場感覚、その都度の算定可否情報を記すサイトではありません。
診療報酬点数の請求ルールのデータベースとして使えるひとつのツールとして構築したいと思います。
新人医療事務からベテラン医療事務、医師など診療報酬請求に携わる方々から「『イカQ』は見た?」と言ってもらえるような、診療報酬算定時のひとつのインフラになれるようなサイトを目指します。
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